2014年09月22日

大阪・公立高校入試は変わる

普通科の前期・後期入試や学区制の撤廃など、毎年のように変わる大阪府公立高校入試制度ですが、平成28年(2016年)春の入試より、新たな変更がありそうです。現在の中2生の入試からですね。

前・後期制の廃止

大阪府教委は、2003年から前期(2月)と後期(3月)の2回に分けて行っている公立高校入試を3月に一本化する方針を決めたとのこと。これにより、2013年から行われていた普通科の前・後期制も廃止されることになりそうです。

では公立の受験は1回のみになるのかというと、そうでもなさそうです。

現行の前期を「特別選抜」、後期を「一般選抜」と改称し、「特別選抜」では実技試験のある音楽科や体育科など、ごく一部の学科のみの入試を行い、それ以外の学科はすべて「一般選抜」という名称で3月に実施するようです。

現行の普通科の前・後期制は2回チャンスがあると、初めは歓迎されたものの、蓋を開けてみると、前期は大変な倍率。志望校に行くのにまず前期で不合格を経験、ということが慣例(?)になりかけてましたからね。

日程としては「特別選抜」が2月中~下旬、「一般選抜」が3月初~中旬となりそうです。

複数志望

大部分の学科が「一般選抜」に組み込まれる訳ですから、前期で「文理学科」を受験して不合格の場合、後期で「普通科」受験という、これまでの受け方は出来なくなります。

そこで改めて実施されそうなのが「同一校内の学科間の複数志望」という制度。

北野高校を受験する生徒の場合、第1志望を「文理学科」、第2志望を「普通科」として受験。当日の成績等により、合否が決まる、というものです。

これは私立高校のいわゆる「回し合格」と同様のものと捉えてもいいかもしれません。生徒の皆さんの負担は軽くなりそうなのですが、はたしてどうでしょう。

自己申告書の提出

「学校以外での活動も評価すべき」との考え方から検討されているものです。

確かに学校のクラブには所属せず、地域の運動サークル等で熱心に活動、という生徒もいますからね。

自己申告書の記載事項(テーマ)に関しては、毎年、府教育委員会が提示。「中学校3年間で何を学んだか」等のテーマになりそうです。

絶対評価の導入

大阪は、いわゆる「相対評価」により成績が決められてきましたので、どんなに頑張っても自分より優秀な人が多ければ満足のいく成績が得られないし、また、逆のこともありました。「上位3%のみが10」等の枠によるものです。

塾の側から見ると、「〇〇くん、こんなに頑張っているのに、この評価なの?」と感じたり、逆に「この成績なのに、こんなに評価してもらえるの?」と感じることがしばしば。学校により、またその年により、評価は変わるもの、という感じでした。

「絶対評価」は目標に準拠した評価で、「上位3%のみが…」という枠がありません。頑張れば相応の評価が得られる、という仕組みです。「絶対評価」でも成績の横並び等、懸念材料はあるのですが…。

学校間格差を縮めるために統一テストを実施、ということも検討されているそうです。

ただ「絶対評価」に関しては、これまでにも何度となく、「いよいよ絶対評価に」という声が聞こえては立ち消えになる、ということがありましたので、今回はどうなのでしょうか?


どんどん変わっていきそうな大阪・公立高校入試。生徒・保護者の皆さんの負担になりすぎませんように…。


大阪・公立高校入試は変わる









同じカテゴリー(大阪・高校入試事情)の記事画像
2020大阪府公立高校・一般選抜・最終集計
大阪府公立高校・一般選抜希望調査(2020.2.13)
2019大阪府公立高校・一般選抜・最終集計
2019大阪府公立高校・一般選抜・中間集計
2018大阪府公立高校・一般選抜・最終集計
大阪府公立高校・一般入学者選抜・最終集計
同じカテゴリー(大阪・高校入試事情)の記事
 2020大阪府公立高校・一般選抜・最終集計 (2020-03-07 14:43)
 大阪府公立高校・一般選抜希望調査(2020.2.13) (2020-02-13 15:21)
 2019大阪府公立高校・一般選抜・最終集計 (2019-03-06 12:37)
 2019大阪府公立高校・一般選抜・中間集計 (2019-03-05 14:34)
 2018大阪府公立高校・一般選抜・最終集計 (2018-03-07 12:26)
 2018大阪府公立高校・一般選抜・中間集計 (2018-03-06 12:02)